武者修行 in 後志
  2003年1月仕事で岩内に出張した。その時の修行記録。岩内とは言っても小樽も含まれて、後志といった方がいいのかもしれない。
 その後、2月にも出張。後志編と名称を変更することにした。岩内だけに限ると本当にごくわずかになってしまうし、周辺に結構修行場があり、そちらにも行くからだ。また、手稲当たりも通るので、そこも含めてレポートする。

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1月25日土曜日
 トンネルを抜けるとそこは雪国だった。ノーベル文学賞を受賞した川端康成の「雪国」の一節だったと思う。教科書に載るような文学の人は他に夏目漱石、森鴎外、太宰治などが出てくるが、他にもたくさんいる。まあ、それは後の話にしよう。小樽の街に近づくと、本当にトンネルを抜けると雪だったのだ。札幌側も雪国ではあったのだが晴れていた。
 稲穂は小樽駅の近くで結構繁華街的なところだ。朝だけど、買い物客で賑わっている。まずは「やまきちこんどう」を探した。前もって地図で調べておいたが、あたりをつけていたところ、ドンぴしゃですぐに見つかった。しかも、珍しいことに10時に開くということで、ついた時には既に修行場は開いていた。普通は11時か11時半であることが多いが。アンティークな店内は落ち着いた雰囲気が漂っている。ちょっと仏太は場違いかな?と思ったが、カレーのためなら全くそんなことは関係ない。
 そんな時、アフリカに行った時のことを思いだした。アフリカ旅行の時にぼろぼろの身なりでナイロビ(ケニアの首都)の日本料理店(日本人が経営)に入った時のこと、日本語で店員(日本人)に「そんな格好の人は、この店に入っていいのかな?」と言われたことがある。それでも図々しい仏太は、連れのために、聞かないふりをして店に入ろうとした。「そんな格好の人は、この店に入っていいのかな?」と再び言われた。むかついたので、「駄目なら別のところで食事しますが」とはっきり言ったら黙ってしまった。日本人だと思われてなかったのかもしれない。連れは明らかに日本人だったが。そんなことを思い出した。
 でも、やまきちこんどうではそんなことは言われなかった。少なくとも出張に行く身なので、普段着ではあるが、みすぼらしい格好はしていなかった。同僚には、「仏太のセンスは理解できない」とよく言われるが。(笑)カレーはスープタイプのものを食した。色々なメニューがあるレストランなので、カレーだけでなく他のものも楽しめそうだ。昼ご飯としては十分で、結構量は多かった。
 以前にガリオンというところに来たことがあったが、やまきちこんどうはその近くだった。
 次の予定は、余市駅のすぐ前にあるカレー屋。記憶が定かではなくて、喫茶店だったかもしれない。2階建ての建物の2階だったように記憶している。あれ?1階だったか?(笑)こんなあやふやな記憶でも行けばその風景は覚えているので、大丈夫。ん?出張じゃないのかって?その通り!出張。しかし、15時から翌日15時までが仏太の仕事。それまでに着けばいいので、雪道とはいえ何とかなるだろう。長距離ドライブは休憩しながら危なくないように行かないとね。(笑)
 道は意外にしっかりしていて、雪による影響は少なかった。かなりスムーズに進むことができた。余市に近づいた。積丹に抜けるところと間違えないようにしないと。左へ曲がり、さあ、左手に余市駅が見える。あれ?以前来た時に見たカレー屋(喫茶店)がない。テナント募集の紙が貼ってあった。潰れたのか。駅の前にあるから、と安心していたが、こんな結果になってしまった。残念。
 気を取り直して、国道5号線にのって進んでいった。ドライブは嫌いではない。というより、好きな方だと思う。車に関しては全然詳しくないので、ただドライブが好きなだけなのだが。今回のBGMは発売してから結構経ってから買った倉木麻衣のCD。どの曲か忘れてしまったが、「エメラルド色」という言葉が歌詞の中に入っていた。後でまた、この色が出てきたのでびっくりした。(→夜の読書参照)途中、ニセコに分かれるところに出た。ニセコにも行きたいところがいくつかあって候補に挙げていたが、今回は早めに岩内に入ってしまおうという気になった。遅れるのはよくないが早めに行くのは問題ないだろう。岩内にも修行目的のところはある。
 札幌の職場の知人の奥さんが岩内出身だということで、ゆうじの情報はその人から教えてもらった。また、仏太の上司の奥さんも岩内出身だ。出張先の関係もあり、知り合いも何人かいる。岩内とは結構縁がある。ゆうじはそのカレー修行場のマスターの名前から付けられている。こぎれいな店内で、接客がとても丁寧。札幌でもスープカレー事情にも詳しいような口調だったが、それを自慢する風もなく聞かれたことに答えるだけというプロ意識がしっかりしている。見習わなくては。カレーはらっきょを思わせるカレーで、仏太的には美味しかった。辛さも辛目に設定されていて、新メニューもゾクゾクと出てきているようなので、これから岩内に行く機会がある時は是非毎回寄りたいと思った。
 予定より早く岩内に入ってしまったので、仕事までに少々時間がある。岩内観光をすることとした。まずは以前に来たことがあるのだが、その時に寄ったたらまる館道の駅)に行って情報収集。出かける前日には岩内町のWeb Siteをチェックしていたが、それほどいい情報は得られなかった。たらまる館では色々と面白い情報が入った。こういうことをWeb Siteに載せれば、もう少し観光客も増えるのじゃないかな、と思うけど、仏太はそこに行くまで知らなかったことがたくさんあった。日本でのアスパラガスの発祥の地、野生のホップが北海道で初めて見つかったところ、雷電西瓜の地、夏目漱石が22年間も本籍をおいていたところ、など、へ〜〜〜と思うようなことばかりで、知らない土地を歩く(動く)のが好きな仏太としては目的ができて嬉しくなった。
 まず、近いところから、夏目漱石の本籍があったことを記念する(?)碑があるというので、そこに行ってみた。現在はその土地は議員さんの事務所のようでプレハブ(でなかったらごめんなさい)だったように記憶している。ちょっと味気ないかな。しかも、それだけでおしまい。う〜〜ん、スタンプを置くとか、夏目漱石に関するものをおいておくとか、なにかしてもいいと思うが。
 

 
 まあ、それは郷土館に期待しよう。郷土館は入る時にすぐに係りの人が対応してくれた。¥100というのは安いがそれほどたいしたことないのかな、とちょっと不安になった。しかし、仏太的には¥100は安いと思うくらい価値のある資料館だと思った。「寒いので防寒はしっかりして下さい。」と入る時に言われたが、その通りだった。かなり寒くて、徐々にトイレに行きたくなる程だった。寒さを堪えても見る価値があると思った。
 最初に見たのは、漁師さんの歴史のようなコーナー。そこには刺子という衣類が展示されていた。仏太の職場の最も関係の深い部署に「刺子」というニックネームの女の子がいる。可愛くて色っぽいので、たぶん男の職員から人気があると思うのだが、ここでその名を見るとは思わなかった。その「刺子」さんは岩内出身ではない。刺子さんの写真も載せたいのだが、ますます人気が出ると、何となくもったいない気がする(笑)ので、辞めておく。すみません、写真持ってません。(大笑)
 

 
 日本最古のオルガンも展示されていた。明治38年に制作されたそうだ。当時の職人さんの腕のよさがわかる。仏太は物の善し悪しがわかるほうではないが、そんなど素人でもわかるくらいいいものだった。保存状態もいいのだろうけど、作った時がよくなければそう長持ちはしないだろう。名前がついていて、西川ヲールガンというそうだ。横浜で作られたらしいが、鰊場の親方の一人が子供の教育のために買ったとのこと。
 岩内大火、と言うのもそこで初めて知った。昭和26年9月洞爺丸台風の影響で、暴風のために火が飛んで岩内町の市街地をほとんど焼き付くす程の大火事になってしまったようだ。洞爺丸台風は知っていたけど、岩内大火は知らなかった。改めて自然の大きさと恐ろしさを知った。
 もともとは夏目漱石関係のことを見たいと思って入ったが、それ以上に興味深いことがたくさんあった。夏目漱石のコーナーには本籍を置いていた時の書類が展示されて、また、1000円札2枚があった。ナンバーが1番の物と1871番(いわない)の物だった。いわない、は1071?とも思ったが、そんな小さなことはどうでもいい。
 木田金次郎や有島武郎に関することも結構スペースをとっていた。興味ある人はそれなりに楽しめるだろう。もちろん、木田金次郎記念館というのもあり、木田金次郎ファンはそちらの方がいいかも知れない。ちなみに、木田金次郎の息子さんだかお孫さんだかがたらまる館を設計したそうだ。
 北海道で初めて野生のホップが見つかったところとして、郷土館の前に記念碑がある。岩内の人は記念碑が好きなのかもしれない。
 

 
 このあたりでいい時間になったので、仕事場(出張先)に向かうこととした。夜はそのまま職場に泊めてもらい、宿代を浮かせることにした。(せこい)久しぶりにたくさんテレビを見た。とはいっても、仕事しながらなので、集中してみていたわけではないが。また、時間的には札幌にいる時よりずっと余裕があるとあらかじめ聞いていたので、本を用意していた。今更ながら、ハリーポッターと賢者の石を持っていった。これを7章まで一気に読んでしまった。普段、漫画しか読まない仏太でも楽しむことができたし、読みやすかった。この本の中に「エメラルド色」のマントが出てくる。エメラルド色、なんてそんなに遭遇するわけではないが、今日はCDの歌詞と本の中に共通して出てきてビックリした。

1月26日日曜日
 朝7時半の目覚ましで強制的に自分を起こした。テレビを見るためだ。(笑)今まで見ていた仮面ライダー龍騎は終わったが、今度は仮面ライダー555(ファイズ)となり、新しいシリーズが始まった。とりあえず見れる時は見てみよう、という軽い気持ちのはずが、早速無理矢理起きてみることになった。(笑)いや、自主的に起きているのだから、無理矢理というのは変な表現だ。
 いつもと違い、今までの1ヶ月分くらいは見たのではないだろうか。テレビを何となく見ていた。が、仕事しながら時々見る(逆か?テレビ見ながら時々仕事する、が正しいか)ので大して内容を覚えているわけではない。が、ぼーっとするのは大切だと思いつつ普段全然そうできていないので、今回はそれが出来てよかった気がする。
 いつもと違い、テレビを見過ぎて疲れてしまったのだろう。15時でduty offとなり、帰る予定だったが、仮眠室で眠り込んでしまった。16時頃目が覚めて、寝ぼけたままで、出張先の人に挨拶をして出てきた。その職場の近くに地元の人が使いそうな市場があった。お土産に海産物を買おうと思い、そこに寄った。たら丸市場は冬はやっていないようだったのとそういう観光地よりは安いかな、と思って寄ってみた。行く前に買いたいと思っていたタチやタツカマは残念ながらないとのこと。たらこもあったがちょっと高い。アマコというのがあり、見た目はたらこだったがこちらの方が安い。どう違うか聞いてみたが、味がやはり甘いのだという。試しに買ってみよう。あとはトビコでお土産に手頃なのがあったので、それにすることにした。
 行きに目をつけていた安そうな市場は閉まっていた。次回行く時は時間があれば行きに寄ることにしよう。日曜日は閉まっている店が多い。田舎はそうなのかもしれない、と思った。あ、別にこれは馬鹿にしたり差別しているわけではない。需要と供給の関係を考えれば、日曜日に休むのは仕方がないだろうし当然のことと思う。
 昨日の約束通り(?)、ゆうじに寄った。今回はチキンカレーを食した。岩内でも、札幌と変わらないスープカレーを食せるのは非常に嬉しい。ゆうじには是非頑張ってもらいたい。

2003年2月分

参考Web Site
道の駅
道の駅いわない「たらまる館」
岩内町
ニセコグルメ情報 ここに「ゆうじ」の情報あり
ニセコカレー狂和国

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