武者修行in円山



 昔好きだった女の子は円山に住んでいたなあ。と、思いながら、陽気の中、散策、探索、修行が始まった。今回は、気分的にはとてもリラックスした状態で挑んでいる。というのも、普段は移動しながら修行するので、時間に追われたりするイメージがあったが、今回は、円山という限られた場所で、しかも修行できなかったらそれはそれでしょうがないと諦めているからだ。
 円山公園駅をおりて4番出口を出る途中に大きな広告(ランチ全品¥500)があった。「Pirarucu Sky」黒胡麻ブラックカレーは雑誌で見た通りありそうだ。その階段を登り、修行場を確認。朝早いせいかまだ開いていない。準備をしている様子もなく、ランチタイムやっているのだろうか、と心配になった。あとで確認しよう、と思っていたら、そのうち忘れて、今日は確認しなかった。(笑)

 「カフェダイマ」は思っていたよりすぐに見つかった。4番出口を出て大通に面すると右に(東に)行き、すぐ右に曲がる。というか、出てすぐ南に入ると言った方がいいのだろうか。そして、ローソンが確認できて、曲がれるところをすぐに左に曲がるとすぐそこに修行場を確認できる。外から見た雰囲気はチャイババに似ている。まだ、時間的には開いていないだろうと思って、ちょっとチェックのつもりで近寄る。「カレーあります」と書かれている。ドアにも張り紙。「本日夜のみの営業」!!!ショック!が、まあ、これも確認せずに自分の足で来た時の醍醐味。
 ゆっくりと散歩する。なかなかこういう機会はない。天気がいいので嬉しくなる。円山という独特の雰囲気も心を和ませてくれる。大通西25丁目のブロックをぐるっと回る。「さぼう花元」事前の調べはずいぶん前になるので、もう潰れているかも、と思っていた。時間的には朝早くからやっているようなのだが・・・。花屋があった。もしかして、と思ったら、やはりそうだった。ブロックの南西角の花屋のその隣にひっそりと、しかし、大通に面して存在していた、その修行場は。円山公園駅からは4番出口を出ると筋向かい、5番出口からだと右に(西に)行くとある。ドアに「Open」と書かれている。入ってみることにした。10時過ぎだったので、カレーを食せるか心配。食事できますか?と恐る恐る聞いてみた。大丈夫そうだ。ドライカレーを頼む。前調べでは、本格的ドライカレーとなっていたのだが、はたして?店内には蘭など花が沢山あり、また、壁にかかっている油絵も花の絵だ。さすが「花元」という名前だけある。花が沢山ありながらもしつこい感じがしない。雑然としているような中にある落ち着きがあり、温かい陽射しのせいか、ゆっくり時が流れているように感じる。カレーを待つ時間も苦にならない。といっても出てくるのが遅かったわけではないのだが。普通のドライカレーだが、本格的、と言われると、そうなのかもしれない。



 次は南2条西26丁目を目指す。と、その途中で「Dining」という所を発見。看板があったので何気なく見ていた。どうもオムライスが人気メニューのようだが、カレーも結構あるぞ!!!メモをした。気になりながらも、11時からの営業時間にはまだ早く、次の目的修行場に行ったら、ここに来る時間はないだろう、と判断して、今回は諦めることにした。
 細い小道を見つけた。ふ〜ん、こんなところに道があったんだ。今までに何回か通ったことのある裏参道にこんな道がつながっているんだ。と、感心していたが、そのちょっと奥には立派な桜が満開だったのだ。思わず近寄って見てしまった。弘前では沢山の桜を見て、すげえ!と思ったが、ここの桜は3本の木で、これはこれでいとおかしだな、と妙に文化人気取りして1人で悦に入っていた。そのあたりは南2条西26丁目。

 事前の調べはこれまた古い情報だった。さぼう花元があったからといってこちらがあるとは限らない。さぼう花元で次に行くところを確認していた時に初めて気付いたが、「コーヒー&ヘルシーショップ味素菜」と「こだわりの杜」は同じ住所、同じ電話番号なのだ。どちらも健康志向的な感じだったので、二つに分かれているか、どちらかが潰れてもう一つが新しくできたのではないかと思っていた。実際のその場所を探し当てた時にはLee's Kitchen(韓国料理店)という更に新しいところになっていた。確認ができた。よし、Diningで修行しよう!
 「Dining」に行くのには、オープン状態の螺旋階段を登らなければならない。最近特にひどくなっている高所恐怖症を抑えつつ(抑えられるものではないが)カレーのためと思い2Fへ上がる。入るとレストランだ。広い感じがいい。窓際の二人用のテーブル席に付く。11時を少々回っていたが、既に別の修行者がいた。また、仏太が入った後も次々と入ってくる。45席と広いために満席にはならないが、にぎわってきた。ランチタイムだ。カレーメニューは数種類あったが、あえて今回は気まぐれランチ¥900(税込みで¥945)を食すことにした。この日は子羊のスープカレー煮だったのだ。ランチタイムサービスでスープとサラダが最初に出てきた。うんうん、洋食屋さんだ。それを食し終わる頃に、メインがライスと共に出てきた。一緒に頼んだウーロン茶がまだだがそんなことは正直どうでもいい。カレーの風味が少々あるが、羊の旨味をかなり引き出していて、札幌でよく食すタイプのスープカレーではなかった。柔らかいラムは味がしっかりしていて、大きめのにんじん、じゃがいもが入っているのはスープカレー風。グリーンピースが控えめに乗っているのも洋食屋さん、という感じだった。美味しかったので、一気に食してしまった。汗が吹き出てくる。ウーロン茶は結局出てこなかったが、忙しいだろうし、そろそろ移動したかったので出ることとした。レジのところには「TVチャンピオン」に出演した時のゼッケンがおいてあった。なるほどな、と思った。しかし、仏太が知っているTVチャンピオン出演者は二つ(名古屋で一つ、札幌で一つ)潰れているので、頑張って欲しいと思った。

 雑誌の大雑把な地図を頼りに「きリーク」を探す。通りの名前など書いていないがおそらく裏参道だろうという予想はあたった。「DF Cafe」と同じビルだった。修行時間は12時からということで、まだ開いてなかったのと、他にその周囲の修行場の偵察をしようと思い、再び歩き始めた。
 「Cage L'ete de musee(かふぇ・えるえて・で・みゅぜ)」はなんだかくらい雰囲気があった。ビルはすぐに見つかり、2Fだったので上がって行くと、ドアが左手にあった。やはり暗い。中を覗くとすっからかんだった。亡くなっていた。残念。
 ちょっと戻り、少しだけ西側に行くと、なんとなく見たことがあるような記憶。そう、「KOPITIAM」があった。以前は車で逆方向から来ていたし、夜だったので、条件が違うとわかりにくいものだ。ここはもともと夜だけの修行場なので、今回は確認だけ。まだ、やっていそうだ。

 ある程度確認したところで、『きリーク』に入ることにした。韓国薬膳スープカレーという雑誌の情報。しかし、住所、電話番号など詳しいことは全くわからず。ただ、スープカレーという名前にひかれて行ってみた。中に吹き抜けのあるビルの2Fにあるが、最初ビルの入り口を入って右手の階段を登って行くとすぐ右手にあったのだが、ドアが飽きっぱなしで修行場の名前が隠れて閉まっていて、逆にわかりにくかった。が、雰囲気と色でそうだろうと判断した。テーブル一つ4席とカウンターがL字で8席、計12席のこじんまりとした空間だ。メニューが来る。!!!!参鶏湯スープカレーのみ!普通サイズは2人前で、ハーフというのが1人前。辛さ設定は1〜5、トッピングが数種類ある。参鶏湯自体は鶏肉の中に餅米が入っているので、今回はライスを頼まなかったがライスは別料金になる。あ、餃子もあった。壁にStar Warsのキャラクター物が多数おいてあり、窓を遮っている。全体的な雰囲気はバーみたいな感じだ。そこで参鶏湯はちょっと違和感を感じないわけではないが、スープカレーをドッキングさせて新しいものを考えたのは敬意を表す価値があると思う。参鶏湯スープカレーハーフを辛さ3で頼む。結構辛いと忠告を受ける。が、たいていの修行場では一番辛いメニューを頼むということを伝えると、じゃ、大丈夫だと御墨付きをもらった。ぐつぐつ煮立った状態で出てくる。猫舌の仏太には辛そうに見える。ちょっと待つことにする。柔らかいチキンの中に入っている餅米がアクセントになっている。ライスを頼むとちょっと炭水化物の取り過ぎかな。スポーツの時にはいいかもしれない。お、栗も入っていた。スープ自体はあっさりしたカレー。鶏の出汁が非常によく出ており、さすが参鶏湯、と思った。韓国料理店でもたまに参鶏湯をおいてなかったり、あっても予約が必要だったりすることがある。作るのに手間ヒマかかるのだろう。骨まで食せることからもよくわかる。韓国風なのか唐辛子が結構入っていたと思う。トッピングで頼んだ卵は熟半熟(半熟よりは熟した状態)でもう少し黄身がとろっとしていたらよかった。


 薬膳という名前に影響されて、体から出る汗が健康的なものに思えてしまった。いい気分?で帰途につく。といっても、ただでは帰らない。(笑)ちょっと遠回りをして、いくつか修行場を見ていく。前にも確認していたが、自分のリストから外さずにいた「アジアン食堂」はシーズンビルにあったところ。しかし、かなり前になくなっているはず。その場に行ってわかった。情けない、自分の記憶。「KAZUYA」は開店時はラーメンとスープカレーだったが、今は焼き肉もメインの一つのようだ。スープカレーはまだ食せる。よかったよかった。定休日が不定になっていたのは、結構経営が大変だからか?「Chou Chou」の横を通る。メニューが増えていた。お腹いっぱいでテイクアウトもする気にならなかった。カレーのおにぎりもできていて、歩きながら迷っていたが、そのまま過ぎてしまった。次回はお土産に買うことにしよう。そして、地下鉄に乗り、帰路についた。



Pirarucu Sky

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